ジスロマックでクラミジアが治ってもおりものに悪臭

クラミジアは「クラミジアトラコマチス」という細菌が感染することによって起こる性病で、直接接触によって性器または喉などに症状があらわれます。本来は性行為によって男女の性器間にうつるものでしたが、近年のオーラルセックスの流行によって、性器から咽頭に感染するケースが増えています。
男性が感染しても淋病のように強い症状はなく、軽い尿道の痒みがある程度で自覚症状のない人が多いです。女性が感染した場合もまた、無症状が多いのですが、おりものの量が増えたり悪臭や色に異常が見られることがあります。どちらも症状が進行すると性器内部に炎症をおこし、尿道炎や陰嚢の腫れ、子宮内膜炎などと広がっていき、不妊の原因になるため早期の治療が必要になります。
治療に使用されるジスロマックは、インフルエンザ菌やグラム陰性菌など幅広い細菌に効果の出るマクロライド系抗生物質で、特にクラミジアに効果が高いとされています。1回の服用で1~2週間は血中濃度が持続するとされ、通常はクラミジア治療にジスロマック250mgの4錠を処方され、それを1回服用したのち経過観察します。ほとんどの場合はこの1回でクラミジアは完治しますが、症状が治ってもおりものの異常が変わらないという人がいます。
ジスロマックを使った治療で、まれにカンジダを発症するケースがあります。カビの一種であるカンジダが増殖すると、クラミジアと同様におりものに悪臭が出ます。普段は免疫力によって抑えられているカンジダですが、抗生物質の分解で体力を消耗し、疲労や様々な要因で抵抗力が落ちるのが原因です。
ただし、おりものに悪臭がしたからといって、カンジダが原因とは限らないのです。クラミジア治療後に、体内に潜んでいた細菌が排出されて悪臭の原因になる場合もあるので、数日の経過観測をします。それでもおりものに異常が見られる場合は、医師に相談して診察を受けるようにしましょう。